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環境ニュース[海外]

ドイツ 昆虫に配慮した農法に関する実証プロジェクトを支援

環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2020.06.18 【情報源】ドイツ/2020.06.03 発表

 ドイツ連邦環境省は、従来型の農業と有機農業の連携により昆虫に配慮した新しい農法を実証するプロジェクト「FINKA-耕地作物における昆虫の繁殖促進」を支援するため、約315万ユーロの供出を公表した。FINKAプロジェクトは、ニーダーザクセン有機農業コンピテンスセンター、ミュンスター大学などが実施する。ニーダーザクセン州内における様々な土壌や気候の条件を持つ複数の地域において、従来型の農業事業者と有機農業事業者の間で30件の農業パートナーシップが締結される。従来型の農業現場では、5回の生育期において、化学合成殺虫剤除草剤の使用をそれぞれ1区画ずつ自粛する。農業アドバイザーやパートナーの有機農業事業者と共に、代替栽培法の開発、試験、評価を行う。さらに、農地で育つ雑草や昆虫に関する科学的調査を実施する。調査を通じて、種の多様性やバイオマスといった生態学的パラメータを用い、各区域が持つ多様性について記録する。また、このプロジェクトの経験を同業者と共有したり、イベントの開催を通じて、情報提供を行い、昆虫に配慮した農業への意識を高めることを目指す。
【ドイツ連邦環境省】

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