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環境ニュース[海外]

国連環境計画、モントリオール議定書キガリ改正の批准国が100ヶ国に達したと報告

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2020.08.03 【情報源】国連/2020.07.14 発表

国連環境計画UNEP)は、モントリオール議定書のキガリ改正にリベリアが批准し、批准国が100ヶ国に達したと報告した。2016年10月に採択された同改正は、強力な温室効果ガス(GHG)であるハイドロフルオロカーボン類(HFCs)の生産・消費量を今後30年間で80%以上削減することを約束するものである。2017年のマリを筆頭に批准国が増え、2019年1月1日に発効していた。最近では、バングラデシュ、シエラレオネ、教皇聖座(バチカン)、ルーマニアが批准している。同改正のもとで、今世紀末までに、HFCsの排出を年間56億〜87億トン分(CO2換算)回避でき、温暖化を最大0.4℃抑えられると見込まれる。UNEPのアンダーセン事務局長は、「気候変動による被害は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によるもの以上に深刻となる可能性があり、我々は断固として気候変動の抑制に取組まねばならない」と述べ、批准100ヶ国の到達を歓迎するとともに、議定書批准国のうち残る98ヶ国にも同改正への批准を呼び掛けた。【国連環境計画

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