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環境ニュース[海外]

ワシントン条約等、密輸された象牙とその代替品の識別に役立つ新ガイドを公表

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2020.08.28 【情報源】国連/2020.08.11 発表

 ワシントン条約CITES)、世界自然保護基金(WWF)、TRAFFIC(トラフィック)は、「世界ゾウの日」(8月12日)を前に、象牙とその代替品の識別ガイド(第4版)を公表した。過去十数年で、象牙を目的としたゾウの密猟が急増し、象牙代替品の種類も増加している。国際取引が禁止されている象牙の取締を強化するため、2016年のCITES第17回締約国会議で、象牙識別に役立つガイド更新の必要性について合意。WWFとTRAFFICが、アメリカ魚類野生生物局(USFWS)の法医学研究所と共に新ガイドを作成した。1999年以降初めて更新される今回のガイドは、ビジュアルな資料と法科学を活用し、法執行機関等が牙製品(特に彫刻や彩色等を施したもの)を識別するための詳細な手順・資料・解説を掲載。具体的に関連生物種(ゾウ、マンモス、クジラ、イッカク、カバ等)の牙やその製品の解説、製品形態(牙・歯、彫刻物等)に応じた牙の識別方法、牙の代替品(プラスチック、象牙椰子等)との識別資料等が示されている。また象牙の不正取引の割合が増加しているオンライン取引についても取り上げている。
ワシントン条約

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