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環境ニュース[国内]

トヨタ自動車、めっき処理工程を革新し、環境負荷を大幅に低減する装置を販売

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2020.08.27 【情報源】企業/2020.06.30 発表

 トヨタ自動車株式会社は、電子部品などの製造過程で基板に銅やニッケルなどの金属の被膜を形成するめっき処理工程において、金属イオンを通す高分子膜(固体電解質膜)を使いめっき処理の必要な部位にのみスタンプを押すようにめっき処理を施す、世界初となる技術を開発した。
 そして、この新技術を活かした新しいめっき処理装置の普及に向け、ミカドテクノス株式会社と兼松株式会社の協力により、製造・販売を行うこととした。
 新型の「スタンプ式めっき処理装置」は、現在、主流となっているめっき溶液が入った多数の水槽にめっき処理する部品を丸ごと浸す工程が不要となるため、排出される廃液量は約30分の1に、CO2は約3分の1に大幅に削減することが可能となり、環境負荷の大幅な低減に寄与する。
 また、めっき処理に必要な時間の短縮や工程のコンパクト化にもつながる。
 トヨタが保有する特許とノウハウを、真空プレス装置メーカーであるミカドテクノスに供与し、同社にて独自の技術を織り込んで開発した「スタンプ式めっき装置」を製造し、兼松を通じて販売する。

【トヨタ自動車株式会社】

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