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環境ニュース[国内]

オガサワラシジミの生息域外個体群の繁殖が途絶

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2020.08.28 【情報源】環境省/2020.08.27 発表

 環境省及び東京都は、飼育下繁殖の実施等により生息域外での増殖に取り組んでいる国内希少野生動植物種オガサワラシジミについて、飼育下の全ての個体が死亡し、繁殖が途絶えたと発表した。
 絶滅危惧種のオガサワラシジミについては、小笠原諸島で分布が記録されているが、1990年代までに父島列島で姿を消し、近年、母島で見られるのみとなったため、関係機関、団体、専門家、地域住民等と、生息域内外での保全対策に取り組んできた。
 その一環で東京都多摩動物公園と環境省新宿御苑においてオガサワラシジミの累代飼育にも取り組んできたが、今春から個体の有精卵率が急激に低下し、繁殖が困難となり、令和2年8月25日に飼育していた全ての個体が死亡した。

【環境省】

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