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環境ニュース[国内]

石川県鹿西町中部浄化センターが生産した下水汚泥肥料から許容基準の43.5倍の水銀を検出

健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2003.05.21 【情報源】農林水産省/2003.05.20 発表

 農林水産省関連の独立行政法人肥飼料検査所は平成15年5月20日、石川県の鹿西(ろくせい)町中部浄化センターが生産している下水汚泥肥料「グリーン・エース」の中から、許容基準である2ppmを大幅に超える水銀87ppmを検出したと発表した。
 肥飼料検査所は15年4月16日に鹿西町中部浄化センターに対し、立入検査を実施しており、この時に下水汚泥肥料時を持ち帰り検査を行っていたもの。
 許容基準超過の判明により肥飼料検査所はただちに、鹿西町中部浄化センターに下水汚泥肥料の出荷停止と出荷した製品の回収を要請。センター側は現在、要請に従い肥料の出荷停止を行っているが、これに加え、農林水産省も鹿西町中部浄化センターに水銀が許容基準を超えた原因の究明と下水汚泥肥料が使われた地域の土壌調査を要請する方針だ。
 なお同省は既に使われてしまった下水汚泥肥料の影響については、「食用農作物には使われておらず、主に山林や街路樹に使用されていることから、ただちに人の健康を害することは考えられない」との見解を公表している。【農林水産省】

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