ドイツ連邦通常裁判所　再生可能エネルギー法は基本法・EC法に合致と判断

　6月11日、ドイツの連邦通常裁判所は、再生可能エネルギー法は基本法とEC法に合致するという判決を下し、同法の違法性を主張するエネルギー供給会社の訴訟を斥けた。トリッティン環境大臣は、「再生可能エネルギーは、連邦政府の環境・エネルギー政策の中心的存在である。電力供給者が、これに同調することを望んでいる」と述べた。
　再生可能エネルギー法は、ドイツ国内に、再生可能エネルギーブームをもたらしている。電力需要に占める再生可能エネルギーの割合は、1998年には4.6％であったが、現在では9％に成長している。世界の3分の1の風力発電がドイツで生産されており、13万人の人々が再生可能エネルギーの分野で働いている。【ドイツ連邦環境省】