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環境ニュース[国内]

欧州委員会 「リオ+10」サミットへの準備をスタート

地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2001.04.04 【情報源】/2001.02.06 発表

 マーゴット・ヴァルストローム環境委員とポール・ニールセン開発委員の共同の発議で、欧州委員会は、「リオ+10」サミットに向けた優先課題及び活動を定めるコミュニケーション・ペーパー「リオから10年:2002年持続可能な開発のための世界サミットに向けて(Ten Years After Rio:Preparing for the World Summit on Sustainable Development in 2002)」採択した。
 このペーパーでは、戦略目標として以下の4つがあげられている。
(1)地球規模での「公平」、持続可能な開発のための効果的な地球規模でのパートナーシップ、(2)国際レベルでの環境と開発の一層の「統合」
(3)リオで検討されたことを再重点化し、スポットをあてる環境・開発「目標」の設定
(4)強力な国際的「モニタリング」を伴う国レベルでのより効果的な「活動」
 またリオの地球サミット以来の進展を、いくつかは達成されたものの、期待されたものは現実化してないと評価している。そして、上記の目標を達成するために、「リオ+10」サミットで取り組む主要な事項として、以下のような事項を提案している。
・経済的発展の基盤たる天然資源(水・土地・エネルギー)の保護
・環境保護と貧困撲滅の統合(国連開発目標を通じて、貧困と環境破壊の悪循環を断ち切る)
・持続可能なグローバリゼーション(投資、貿易といった企業活動との連繋)
・国内・国際的な管理と参加の強化
 今後、サミットを成功させるために、国家、地域レベルで意識や政治的関心を高めていかなければならないと指摘している。欧州委員会は、EU内におけるアジェンダ21の実施状況及び持続可能な開発の達成状況について、詳細な評価を作成することにしている。また、EUレベルで市民の参加を促進する運営グループも設置される。【欧州委員会環境総局】

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