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環境ニュース[国内]

豊能郡美化センターのダイオキシン労災訴訟が終結 

健康・化学物質 ダイオキシン】 【掲載日】2003.09.18 【情報源】厚生労働省/2003.09.09 発表

 大阪豊能郡能勢町の豊能郡美化センターの元従業員らが国(環境省・厚生労働省)や大阪府、焼却炉メーカーの三井造船など6者を被告として訴えていたダイオキシン労災訴訟で、メーカーなど3社と豊能郡環境施設組合への訴えが平成15年9月9日、大阪地方裁判所で和解に達し、国と大阪府に対する訴えも原告側が取下げた。
 豊能郡美化センターについては平成9年に同センターの一般廃棄物焼却炉の欠陥が原因となった周辺地域の高濃度ダイオキシン汚染が判明。当時の従業員らも血液中のダイオキシン濃度平均値が一般住民のほぼ10倍にあたる高濃度にまで上昇する体内汚染を被っていたことがわかっている。
 元従業員らは、国・大阪府に対しては規制権限不行使による不作為、豊能郡環境施設組合や3社に対しては安全配慮義務違反があるとして訴えていた。
 今回の和解は三井造船など3社が3,000万円の和解金を支払うことなどが条件。
 なおダイオキシン労災訴訟の終結を受け、廃棄物焼却施設内作業での労働者のダイオキシン被ばく対策を所感している労働省は、9日中に労働基準局安全衛生部長名で「今後ともダイオキシンによる健康障害防止対策を推進していき、労働者の健康状況の実態把握や健康障害防止に関する調査研究を実施する」との所感を発表した。【厚生労働省】

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