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環境ニュース[国内]

世界林業会議とモントリオール・プロセス・WG会合がカナダで開催

地球環境 森林の減少】 【掲載日】2003.10.02 【情報源】林野庁/2003.10.02 発表

 2003年9月21日から28日まで、カナダ・ケベック市で、カナダ政府とケベック州政府の共催による「第12回世界林業会議(World Forestry Congress)」が開催され、140を超える国から政府、国際機関、大学・研究機関、産業界・企業、NGO関係者ら計4,061人が参加した。
 今回の会議は「森林、いのちの源」を全体テーマ、「人類のための森林」「地球のための森林」「人類と森林の調和」の3つの副テーマを設定。全体会議のほか副テーマに基づいた38の分科会、5つの生態地域別などで討議が行われ、最終日に世界中の森林関係者に、(1)持続可能な森林経営推進のための法令の策定と施行、(2)関係者間のパートナーシップ促進、(3)研究・教育・能力開発推進、(4)林産物評価手法の開発や森林の回復、(5)持続可能な森林経営に関する基準・指標への共通認識形成−−などを呼びかける「声明文」を採択して閉幕した。
 また世界林業会議の機会を利用して、9月22日には第15回モントリオール・プロセス・ワーキンググループ会合も開催され、日本を含むメンバー国12か国が参加した。
 モントリオール・プロセスは欧州以外の温帯林・北方林の持続可能な経営についての国際的な基準・指標を策定・運用するための取り組みで、今回の会議では(1)各メンバー国の森林の状況をまとめた「2003年モントリオール・プロセス第1回森林概要レポート」の完成発表、(2)各国から提出されている「第1回国別森林レポート」の紹介、(3)メンバー国が今後も基準・指標に関するデータの計測・評価・報告に積極的に取り組んでいくことなどを盛り込んだ「ケベック市宣言」の採択が行われた。【林野庁】

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