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環境ニュース[国内]

物流の環境負荷低減実験 16年度の助成対象案件第1次15件を決定

大気環境 交通問題】 【掲載日】2004.06.22 【情報源】国土交通省/2004.06.22 発表

 国土交通省は平成16年6月22日、16年度に実施する幹線物流の環境負荷低減に向けた実証実験で、第1次実証実験プロジェクトとして15件を決定した。
 この実証実験は物流事業者や荷主などの関係者が協力して実施する、(1)輸送共同化、(2)モーダルシフト(輸送手段の転換)、(3)その他の方法−−による物流効率化プロジェクトを対象に最長2年にわたり、国が実験費用の3分の1を負担して実験を行うもの。
 応募対象となるプロジェクトは、(1)2つ以上の都道府県にまたがるか、輸送距離50キロメートル以上の輸送であること、(2)荷主と物流事業者が共同で二酸化炭素排出量削減のための事業計画を策定していること、(3)現行法制度の範囲内で実施可能であること、(4)実験が開始されていないこと、(5)新規貨物を扱う計画でないこと−−などの要件を満たしていることが必要だった。
 15件のうち、トラックから鉄道への乗り換えるものが9件、海運へ乗り換えるものが4件、トラック輸送を効率化するものが2件あった。
 認定した15件がすべて計画通り実施された場合には、プロジェクト実施前に比べて二酸化炭素排出が年間約2.2万トン削減される見込み。同量の二酸化炭素を森林による吸収で削減しようとすると、東京ディズニーランドの約55倍の面積を新たに造林する必要があるという。【国土交通省】

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