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環境ニュース[国内]

「暫定行動リスト」を作成 中西部太平洋まぐろ類条約決議遵守会合

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2004.07.20 【情報源】水産庁/2004.07.20 発表

 2004年7月14日から16日にかけ、北海道・札幌市の札幌市教育文化会館で中西部太平洋まぐろ類条約(WCPFC)決議遵守会合が開催され、日、韓、米など計23か国・地域、3機関が出席した。
 WCPFCは2004年6月に発効したばかりの条約で、これまでかつお・まぐろ類の国際管理の空白水域となっていた中西部太平洋での資源管理について規定している。
 日本政府はこの会合で、過去の決議に違反して増隻した台湾の便宜置籍(注1)まき網船について詳細な情報を提出し、台湾の減船計画の作成を求めた。
 議論の結果、参加者に(1)既存漁船の代船以外でのマグロまき網・はえ縄漁船の建造・導入中止、(2)外国まき網・はえ縄漁船への操業許可や登録制限、(3)過剰なまき網漁船を建造した台湾企業に2007年7月末までに23隻の1000トン級まき網漁船をスクラップまたは即時操業停止させるための協力、(4)WCPFC第7回準備会合への減船計画提出−−などの行動を要請することや、(5)WCPFCの保存管理措置、減船計画を損なう商社の活動についての情報収集を行うことなどを盛り込んだ「暫定行動リスト」が全会一致で作成された。
 この暫定行動リストは、2004年12月に開催される第7回WCPFC準備会合に提出され、改めて審議が行われる予定。

(注1)略称FOC。 船主国籍とは異なる国に船籍を登録している船。漁業管理が厳しくない国に船籍を登録し資源管理措置を遵守していないケースが問題となっている。【水産庁】

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