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環境ニュース[国内]

15年度水道水質検査精度管理調査結果を公表

水・土壌環境 その他(水・土壌環境)】 【掲載日】2004.08.09 【情報源】厚生労働省/2004.08.02 発表

 厚生労働省は平成16年8月2日、15年度の水道水質検査の精度管理に関する調査結果を公表した。
 この調査は、(1)厚生労働大臣が指定した水質検査機関165機関、(2)水道事業者が所有する水質検査機関141機関、(3)地方公共団体の衛生研究所53機関−−計358機関に、検査対象物質を一定濃度に調製した統一試料を測定してもらい、その検査精度をチェックしたもの。
 今回の検査対象物質は、硝酸性窒素フッ素・塩素イオンの無機物3物質と、テトラクロロエチレン・ブロモジクロロメタン・ブロモホルムの有機物3物質だった。
 調査結果としては、6物質のうち1つでも十分な検査精度が確保できなかった機関が指定検査機関で42機関(25.5%)、水道事業者で36機関(25.5%)、衛生研究所で15(28.8%)あり、さらに複数項目について検査精度が十分でなかった機関が、指定検査機関で15機関(9.1%)、水道事業者で17機関(12.1%)、衛生研究所で6機関(11.5%)にのぼったことが判明した。
 なお検査精度が確保できなかった機関について、その原因と改善策を検討したところ、(一)水道水の濃度領域に見合った検量線の作成と使用、(二)検査機器の日常点検と定期的なメンテナンスの実施、(三)標準作業書整備と適切な運用、(四)試料・標準物質の適切な取扱い、(五)水質検査結果のチェック体制強化と検査結果を責任者が承認するシステムの構築、(六)検査員の技術向上のための教育訓練、法令などについての教育研修の実施−−などの措置が対策と有効であると指摘されている。【厚生労働省】

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