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環境ニュース[国内]

東電福島第二原発4号機の格納容器漏えい率検査への立入検査結果を原安委に報告

エネルギー 原子力】 【掲載日】2004.08.10 【情報源】原子力安全・保安院/2004.08.09 発表

 原子力安全・保安院は、東京電力が行った福島第二原発4号機の格納容器漏えい率再検査への立入検査結果を平成16年8月9日開催の第54回原子力安全委員会に報告した。
 東京電力では、福島第一原発で平成3、4年に行った第15・16回定期検査の中で、1号機格納容器検査について悪質な不正が行われていたことが判明したため、1号機が14年11月から15年11月まで1年間原子炉運転停止処分を受けていたほか、東電の16基の原発すべてで改めて格納容器漏えい率検査を厳格に再実施するとされていた。
 今回の公表内容によると、格納容器漏えい率は柏崎刈羽原発4号機で1日あたり0.091%で判断基準である日0.45%を下回った。
 また、今回の立入検査ではマニュアルや情報共有化手法の改善状況についても確認が行われ、検査途中に配管隔離弁からの漏水が確認され、品質保証面での取組み強化が要請された福島第二原発2号機の検査時よりは改善がみられるとされたが、「格納容器内パトロール手順書」の記述の不備、東京電力本店の指導力の強化、計測器の有効精度の保証−−などでなお改善すべき点があると指摘された。【原子力安全・保安院】

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