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環境ニュース[国内]

中環審専門委員会による農薬登録保留基準改定案への意見募集開始

健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2004.08.18 【情報源】環境省/2004.08.16 発表

 中央環境審議会土壌農薬部会農薬専門委員会(委員長:須藤隆一・東北工業大学環境情報工学科客員教授)は平成16年8月16日までに土壌残留と水質汚濁に関する農薬登録保留基準改定についての委員会報告案をまとめ、この案について16年9月14日まで意見募集を行うことにした。
 農薬の販売には、農薬取締法に基づく農林水産大臣の登録を受けることが必要であるが、登録するかどうかの判断は10項目の「農薬登録保留基準」に照らして行うこととなっている。また、これらの基準のうち、作物残留、土壌残留、水産動植物への毒性、水質汚濁防止の4項目に関する基準は環境大臣が設定を行っている。
 今回の改正案は(1)土壌残留についての農薬登録保留基準のうち、土壌中半減期の基準をPOPs条約の基準にもとづき、現行の1年から180日に短縮する、(2)水質汚濁についての農薬登録保留基準で、濃縮性の高い農薬については人畜への直接影響だけでなく、魚類中で濃縮された農薬が人畜へ与える影響も考慮して基準値設定を行う−−といった内容。
 意見は郵送、FAX、電子メールで受付けている。【環境省】

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