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環境ニュース[国内]

UNEP バレンツ海の環境アセスメントを公表

環境一般 環境アセスメント】 【掲載日】2004.09.09 【情報源】/2004.08.24 発表

 UNEP及び地球国際水アセスメント(GIWA)は、ノルウェーで開催されている北方沖合海洋会議において、バレンツ海をとりまく諸問題につき報告書を提出した。
 同報告書によると、バレンツ海においては、タラなど漁業資源の乱獲、核廃棄物の保管、外来種である本たらば蟹の侵入、ガスや石油の運搬などによって、海洋環境が脅かされている。
 特に、魚の乱獲が最も重大な脅威となっており、次いで、海洋汚染も深刻な状況となっている。バレンツ海は、ヨーロッパの他の海洋に比べて、比較的汚染が進んでおらず、直接人体や生態系に影響があるレベルではないものの、ガス・石油の運搬などに伴うリスクが指摘されている。ロシアからのガス・石油の運搬は増加の一途をたどっており、タンカー事故による石油流失などの危険性が指摘されている。第三に問題となるのは、核廃棄物の保管である。ムルマンスク地区は、世界で最も核廃棄物が多い場所である。現時点で、放射能レベルは低いものの、警戒が必要となる。
 こうした脅威に立ち向かうため、報告書は、新たな規制の導入と執行、既存の国際環境条約の厳格な履行を提言している。【UNEP】

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