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環境ニュース[国内]

第37回国際熱帯木材機関理事会 34件のプロジェクトが承認

地球環境 森林の減少】 【掲載日】2004.12.21 【情報源】林野庁/2004.12.20 発表

 2004年12月13日から18日まで、神奈川県横浜市で第37回国際熱帯木材機関(ITTO)理事会が開催された。 
 今回の理事会には、熱帯木材生産国の加盟国、消費国の加盟国計計59か国とEUの代表のほか、オブザーバーとして関係国際機関、木材業界団体、環境NGOらが参加。
 (1)国際熱帯木材協定改定交渉、(2)「ITTO目標2000」についての報告、(3)持続可能な木材生産・貿易と森林法の施行、(4)アジア森林パートナーシップ強化、(5)森林認証への取組み、(6)持続可能な森林経営のための基準・指標、(8)経済情報・市場情報、造林・森林経営、林産業各常設委員会での新プロジェクト案の審議、承認−−などが議題となった。
 このうち(1)は1994年の国際熱帯木材協定が06年末に終了するため、07年の新たな協定の発効に向け交渉が行われているもの。今回の理事会では、04年7月にジュネーブで開催された「第1回協定改定交渉」の報告や、05年2月に予定されている「第2回協定改定交渉」の説明があった。
 また(3)については、マレーシアで実施した調査の結果や、ホンジュラスの違法伐採と森林法の施行に関する報告を踏まえ、EU、コロンビアなどがITTOの違法伐採への取組みの重要性を指摘。(5)については ITTO事務局が段階的な森林認証を進めていく際の手順・森林認証の費用対効果の調査報告を行なった。
 さらに(8)については34件のプロジェクトが承認が決議され、日本がこれら承認されたプロジェクトに対し、483万ドル(外務省422万7,000ドル、林野庁60万3,000ドル)の拠出を決定。このほか事務局が提案した「ラミンとマホガニーの貿易に関するITTOとワシントン条約(CITES)との協力強化」、「ITTOのプロジェクトサイクルの改善と強化のための方策」の決議案も承認された。【林野庁】

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