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環境ニュース[国内]

EPA 魚体内のセレニウム濃度基準案を策定 科学的評価を求める

水・土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2005.01.04 【情報源】/2004.12.09 発表

 EPAは12月9日、セレニウムによる影響から水生生物を保護するためのアプローチについて、科学界による評価を求める。これまでの水質基準の代わりに、魚類の体組織内における濃度の基準を設けることで、各州が魚類の保護を強化できるようになる。
 EPAがこのような基準を示すのは、魚類の体組織のサンプルが、一定の水域におけるセレニウムの存在を示すよりよい指標となるからである。現行の水柱アプローチでは、サンプルが採取された特定の場所および時間における汚染物質量の情報しか提供されないといった点で限界があった。一方で、魚類は一定の水域を泳ぎ回り、セレニウムのような汚染物質を体内に取り込む。
 なお、今回のアプローチ案は、水生生物のみに適用され、野生生物(魚類を補食する鳥類など)は対象とされない。EPAは現在、魚類・野生生物局などの科学者のチームと共同で、野生生物の保護に関する基準を策定するための方法論について検討している。【EPA】

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