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世界資源研究所 最新の報告書で 貧困撲滅に向けて生態系管理を訴える

【発表日】 2005.08.31 【情報源】 国連 【環境一般 調査/研究

 世界資源研究所(WRI)の最新の報告書「世界の資源と環境2005:貧しき人々の財産:貧困撲滅のための生態系管理」が公表され、健全な森林、海洋環境、淡水、その他主要な生態系が、世界的な開発目標の達成のために重要であることが明確に打ち出された。
 この報告書は、世界資源研究所が、UNDP、UNEP及び世界銀行と協力して作成したもので、生態系への的を絞った投資によって、途上国の住民の生活をどのように変えることができるのかという点に重点が置かれている。報告書では、タンザニアでの再植林事業によって劣化した土壌が回復し、住民の生活が改善した事例、海洋保護区の設置によってフィジーで漁業資源が回復した事例など、数々のケーススタディーも取り上げられている。
 UNEPのテプファー事務局長は、報告書の発表を歓迎。かつて、「環境」は、すべての問題が解決した後に手が届く、贅沢品とみなされていたが、今回のWRIの報告書やミレニアム生態系アセスメント報告書は、こうした神話を覆し、「金融資本や人的資本とともに、自然資本が重要であることを、分かりやすく詳細に示している」と評価した。また、9月中旬にニューヨークで開催される国連首脳会合に向け、参加する各国首脳に対して、このWRIの報告書とミレニアム生態系アセスメントの成果を事前に読んで欲しいと促した。
 なお、9月14日には、UNEP、UNDP、イギリス国際開発局、ノルウェー開発協力庁及びベルギー外務・外国貿易・開発協力省により、貧困と環境に関するイベントがニューヨークで開催される。【UNEP】

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