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環境ニュース[海外]

フランス 100%再生可能エネルギーの都市づくりを推進

環境一般 まちづくり】 【掲載日】2008.01.30 【情報源】フランス/2008.01.17 発表

 フランスのボルロー エコロジー持続可能な開発国土整備大臣は、「ポジティブ・エネルギー 100%再生可能電力」を目指す地方公共団体との最初の協定に調印するため、1月18日、ペルピニオンを訪れる。
 ペルピニオン市と都市圏連合は、2015年までに、20万人の住民の電気需要を100%再生可能エネルギーでカバーすることを目指す。これは環境懇談会(環境グルネル)の提案に参加するものである。
 この革新的な取り組みは、以下の2つを大きな柱として進められる。
●エネルギー消費量の削減:既存の建物の改修プログラムを実施。新規の建物については環境グルネルで示された新たなエネルギー規格「省エネ建造物」(50kWh/m2/年)を適用。
再生可能エネルギー:100ヘクタールのソーラー発電所の設置、サンシャルルの国際マーケットにソーラー電池を使った欧州最大の屋根を建造(7万m2、年間発電量10MWh、CO2を年間3千トン削減)、風力発電開発地区(ZDE)の設立。
 プログラムの予算は5億ユーロだが、7〜10年で回収できれば、これは経費ではなく投資となる。
 また、都市圏全体では、新たな交通計画(新規交通計画、自転車計画、複合整備、鉄道運賃等)も策定している。
 ペルピニオン、また既に約束をしている他の都市を例に、ボルロー大臣は、再生可能エネルギー開発プログラムを通じ、環境グルネルの提言の具体化を促進するため、フランス国内の全ての都市・都市圏を支援するとしている。【フランス エコロジー持続可能な開発国土整備省】

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