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環境ニュース[海外]

イギリス ペットの動物福祉行動規範を公表

自然環境 その他(自然環境)】 【掲載日】2009.12.18 【情報源】イギリス/2009.12.08 発表

 イギリス環境・食糧・農村地域省のフィッツパトリック閣外大臣(動物の福祉担当)は12月8日、ペットの所有者にペットの健康や福祉について実践的なアドバイスを提供する、新たな行動規範を公表した。これは、イヌ、ネコ、ウマなどを対象にしたもので、2007年動物福祉法に則ったペット所有者の義務を理解してもらうために、王立動物虐待防止協会(RSPCA)や獣医師会等の協力を得て作成された。フィッツパトリック閣外大臣は、クリスマスシーズンにプレゼントされ、すぐに急増する捨て犬を防止するキャンペーンを実施している、イヌの愛護団体「ドッグ・トラスト」センターを訪問し、行動規範をまとめた冊子を紹介。ペット所有者に新たな条件を押し付けるものではないが、飼い主の責任や法令上の義務を説明し、動物を苦痛やケガ、病気から守るものだと説明した。
 なお、この行動規範に反した場合、直ちに訴追されるわけではないが、違反事項が裁判の証拠として利用される可能性はある。動物福祉法では、ペットの所有者らに対して、動物のニーズや福祉を満たすために必要な措置をとるよう義務づけており、動物を虐待した場合は、上限2万ポンドの罰金か禁固刑が課せられる。2007年には動物虐待で1200件が起訴されている。【イギリス環境・食糧・農村地域省】

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