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環境ニュース[海外]

地球規模の気候変動に関するピューセンター、気候変動をめぐる取組での「漸進的」アプローチを呼びかけ

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2010.12.21 【情報源】その他/2010.12.06 発表

 地球規模の気候変動に関するピューセンターは、第16回気候変動枠組条約締約国会議(COP16)で、報告書「多国間制度の進化:気候変動との関係」を発表し、拘束力のある約束がない中、当面は、最終的に取組の強化につなげることのできる漸進的なアプローチに重点を置くよう呼びかけた。この報告書は、世界貿易機関、モントリオール議定書などの多くの確立された国際制度の発展過程を検討し、これらが劇的な変化ではなく漸進的に発展したものであることを明らかにしている。気候変動対策における漸進的アプローチでは、途上国における気候変動の緩和と適応のための支援システムの強化や、各国の政策措置の測定・報告・検証のための入念なシステムの整備等、将来の法的合意に役立つ制度の整備が優先される。また、気候変動枠組条約を補完する取組として、モントリオール議定書国際海事機関、国際民間航空機関等の場を通じた気候変動体制の展開方法も示し、このように気候変動に対する国
際的取組を多様化することによって、政策の失敗によるリスクを軽減できるとしている。【地球規模の気候変動に関するピューセンター】

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