アメリカ、気候変動の影響に対する地域水管理計画の支援ツールを連邦・州連携により作成

【水･土壌環境 その他(水･土壌環境)】 【掲載日】2011.12.20 【情報源】アメリカ／2011.12.01 発表

　アメリカ環境保護庁（EPA）は、カリフォルニア水資源局及び陸軍工兵隊らと、水資源の管理者及び計画者に向け、複雑な気候変動の影響に対応するための地域水管理計画ツールを掲載したハンドブックを公表した。現在、気候変動は、極端な気象現象や海面上昇、降水パターンの変化、気温異常や水質変化等、水資源の管理に重大な影響を及ぼしており、上下水道事業者や灌漑組合、土地利用計画者らは、それらが水供給に及ぼす影響について、分析と対応を迫られている。ハンドブックでは、モデルとして、統合的地域水管理（IRWM）の計画枠組みを利用しており、水資源のあらゆる側面を共同で管理し、様々な立場の参加者に有益になるような方法によって、気候変動影響の分析と適応対策を探ることを提案している。加えて、各流域の脆弱性を評価するチェックリスト、水資源管理者に対するアドバイスや、関連する気候変動科学の概要、個々のプロジェクトの温室効果ガス排出評価ツール等も提供している。【アメリカ環境保護庁（EPA）】