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環境ニュース[海外]

イギリス、シェールガス推定埋蔵量を公表

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2013.07.10 【情報源】イギリス/2013.06.27 発表

 イギリスエネルギー・気候変動省(DECC)は、同国イングランド北部のシェールガス推定埋蔵量の調査結果を公表した。これは独立機関による初の調査で、実施したのはイギリス地質調査所(BGS)。発表によると、推定量には幅があるが、その中心は約1300兆立方フィート。これがすべて採掘可能というわけではないが、今後の探査活動を計画するうえで重要な情報となる。この推定埋蔵量と同時に、ガス産業が周辺地域に提供する利益パッケージも発表され、
・産業界は、認可申請の計画前を含むすべての段階で、地域と誠実に公開の協議を行うという約束
・探査(水圧破砕)段階でガス井あたり10万ポンド、生産段階で収益の1%の地域還元
・上記約束が実行されていることを示す証拠の毎年の公表
等が挙げられた。
 DECCは、シェールガスは化石燃料の中でもっともクリーンなエネルギー源であり、今後、旧式の石炭利用に効果的に代わるものと位置付けている。さらに、間欠的で柔軟性を欠く再生可能エネルギーを補完するうえでも重要だとしている。イギリスのシェールガス開発は始まったばかりだが、既に多くの探査ライセンスが発行され、2014年に予定される第14期ライセンス認可では、多くの開発者の関心が集まると見込まれている。【イギリスエネルギー・気候変動省】

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