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環境ニュース[海外]

ドイツ ヒト・バイオモニタリング・分析手法開発対象に5物質を選択

エコビジネス 環境技術】 【掲載日】2014.07.23 【情報源】ドイツ/2014.07.07 発表

 ドイツ連邦環境省は、ドイツ化学工業会(VCI)と共同で実施しているヒト・バイオモニタリング・プロジェクトにおける2014年の対象化学物質を公表した。このプロジェクトは、ヒトへの化学物質の曝露を測定するため分析手法の開発を進めるもので、曝露量が増加の可能性のある物質や特に健康に影響を及ぼす物質など、2020年までに50物質・物質群の分析手法の開発を目指している。今回、分析手法開発対象として公表された物質は、DEHA/DOA、DINA、オクトクリレン、リスメラール(可塑剤2種、紫外線フィルター1種、芳香化合物種)である。対象物質の選択は、学術界、産業界、関連省庁によって構成される高レベルの専門家グループによって行われており、プラスチック用可塑剤や化粧品用紫外線フィルター、防火剤など消費者の身近に存在する物質から選ばれている。2010年以降、DINCH、DPHP、MDIなど7種類の化学物質の分析手法が確定され、さらに2種類の化学物質の分析手法の開発が成功間近であるという。一方で、2012年に分析手法の開発対象に選択されたシロキサンD4、D5、D6については難航しており、シロキサンの代わりに、接着剤や発泡材の製造で重要となるTDIの分析手法が開発されることになっている。【ドイツ連邦環境省】

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