一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[海外]

アメリカ環境保護庁、ニューヨーク州のカユーガ湖・セネカ湖等への船舶からの汚水排出禁止案について意見を公募

水・土壌環境】 【掲載日】2015.04.30 【情報源】アメリカ/2015.04.17 発表

 アメリカ環境保護庁(EPA)は、カユーガ湖、セネカ湖、セネカ川において船舶からの「汚水排出禁止区域」を設けることを提案し、市民の意見を公募すると発表した。これらの水域は、生態系、経済、公衆衛生の観点から固有の価値を有しているうえ、飲料水の水源ともなっている。しかし、有害なレベルの病原菌や化学物質(ホルムアルデヒド、フェノール、塩素等)を含む船舶からの汚水によって水質が劣化し、人間の健康や水生生物へ悪影響が及ぶことが懸念されている。EPAによると、両湖の周囲には船舶の汚水を処理するための適切な設備があり、湖に排出する必要はないという。この提案は、ニューヨーク州の水域への船舶からの汚水排出を防ぐためのニューヨーク州環境保全局と連携した取組の一部であり、既にエリー湖、オンタリオ湖、シャンプレーン湖、ジョージ湖、ニューヨーク州運河システム、ハドソン川等で「汚水排出禁止区域」が設けられている。EPAは、2015年5月17日まで市民の意見を公募している。【アメリカ環境保護庁】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース