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環境ニュース[海外]

国連気候変動枠組条約、パリで開催された気候科学者らによる会議の成果を報告

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2015.07.29 【情報源】国連/2015.07.10 発表

 国連気候変動枠組条約(UNFCCC)は、パリで開催された気候科学者らによる会議、「気候変動の下での我ら共通の未来」の成果を報告した。それによると、地球温暖化を2℃以内に抑えるという目標を達成するためには、2100年までに温室効果ガス(GHG)排出をゼロにする必要があるという共通認識が得られたという。この会議には、約100か国から約2000人の科学者が参加し、GHG排出を削減し、気候変動に対する回復力のある経済を構築するための科学的見解を出し合った。閉会時には、温暖化を2℃以内に抑え、気候変動の最も深刻な影響を回避するには、気候ニュートラル(中立)という長期的ビジョンを実現し、クリーンエネルギーと持続可能な開発の便益を得る必要があるとする共同声明を発表した。UNFCCCのフィゲレス事務局長は「第一線の気候科学者らが、排出ゼロという長期的目標に取り組むことの重要性を強調した。COP21では、21世紀後半までにGHG排出を大幅な減少に向かわせるため明確な方針を打ち出す必要がある」としている。【国連気候変動枠組条約】

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