世界の各種機関の代表者ら、食品廃棄物の削減へ向けた新たな取組を起ち上げ

ごみ･リサイクル】 【掲載日】2016.02.04 【情報源】研究機関／2016.01.21 発表

　世界の企業、政府、国際機関、市民団体などの代表者30人が、食品廃棄物と食品ロスを削減するための新たな取組「Champions 12.3」を起ち上げた。現在、地球全体で食料の3分の1近くが廃棄物になっており、年間9400億ドルの損失を生んでいるうえ、地球規模の温室効果ガス排出の約8％が食品廃棄物から発生しているという。こうした中、国連持続可能な開発目標（SDG）の目標12.3では、2030年までに一人当たりの食品廃棄物を半減させ、食品ロスを削減するという目標が設定されている。今回の取組は、この目標達成へ向け、政治的および社会的気運を高めるために起ち上げられた。具体的な行動内容としては、１）食品廃棄物と食品ロスを削減する実例となる、２）SDGの目標12.3の達成へ向けて行動を呼びかける、３）食品廃棄物と食品ロスの削減の重要性について情報を発信する、４）食品廃棄物と食品ロス削減戦略の成功例を示す、５）革新的な取組の促進、投資の増加、情報の拡充、能力の向上に取り組む、ことが挙げられている。【世界資源研究所】