一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[海外]

オランダ社会基盤・環境省、2030年までにオランダのインフラをエネルギー中立化する計画を公表

エネルギー】 【掲載日】2016.06.30 【情報源】オランダ/2016.06.13 発表

 オランダ社会基盤・環境省(I&M)は、2030年までに国内の主要な道路・水路網の運用をエネルギー中立化する計画を発表した。太陽光発電や持続可能型燃料の利用促進に同省の公共事業・水管理総局(Rijkswaterstaat)を中心に取り組み、新設する橋、水門、水路、道路やその周辺の土地を利用して生み出すエネルギーで自家ネットワーク内の消費をまかなうという。シュルツI&M大臣は、「オランダのインフラの質の高さは世界でも3指に入り、これを将来型インフラとして高めていくことが重要」と語り、持続可能型新技術の活用に意欲を示した。

 計画では、橋の作動に太陽エネルギーを使用するほか、橋や水門の作動で発電する設備を設けるという。道路の建設に当たっても、道路沿いに太陽光パネルを設置して照明や交通管制などの運用エネルギーをまかない、道路わきの草を刈ってバイオガス化する。また、市中の企業と共同で、バイオ燃料などの持続可能な資材の使用やエネルギー中立型インフラに関連する革新的技術の採用を奨励する。さらに、走行抵抗が低く自動車の燃料消費を減らすアスファルトの開発を進めているほか、発電する道路の建設も検討している。これが実現すれば、電気自動車が走行や駐車の間に充電する非接触給電が可能になるという。

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース