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環境ニュース[海外]

REN21、2016年に世界の再生可能エネルギー発電容量は161ギガワット増加と報告

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2017.06.22 【情報源】国連/2017.06.07 発表

 再生可能エネルギーを推進する国際ネットワークREN21は、世界の再生可能エネルギーの状況に関する最も包括的な年次報告であるGlobal Status Reportの2017年版(GSR2017)を公表した。それによると2016年には、新記録となる161ギガワットの発電容量が新たに設置され、世界の発電容量を約2017ギガワットに引き上げた。新設分の約47%は太陽光発電で、風力は34%、水力は15.5%であった。再生可能エネルギーは、現在最も低コストのエネルギーになりつつあり、デンマークやインドなどでは化石燃料や原子力を大幅に下回るキロワット時あたり0.05ドル以下で供給されている。また、変動性再生可能エネルギーの発電比率が増えても、電力システムの柔軟性が確保できれば(たとえば系統間連系、セクター間連携、情報通信など新技術の利用により)、化石燃料や原子力によるベースロード電源は不要だという。世界経済が成長しエネルギー需要が増えているにもかかわらず、世界のエネルギー関連CO2排出量が横ばい状態にあるのは、石炭使用の減少に加え、再生可能エネルギーの発電能力とエネルギー効率の向上によるものだという。しかしGSR2017は、こうした進展はあるもののパリ協定の目標達成には十分でなく、要因として再エネへの投資減少、輸送や熱・冷熱供給における再エネ導入の遅れ、化石燃料への補助金などを指摘している。【国連環境計画

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