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環境ニュース[海外]

オランダ、気候変動への適応のための助言機関を設立

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2017.09.14 【情報源】オランダ/2017.08.31 発表

 オランダの国立公衆衛生環境研究所(RIVM)、水循環研究所(KWR)、ユトレヒト大学など14の団体が、気候変動への適応について政府や自治体、企業、NGOに実践的な助言を行う、「オランダ気候変動適応コンソーシアム(CCCA)」を設立した。気候変動は、海面上昇や干ばつ、森林火災、豪雨など直接的な影響をもたらすほか、農業、金融、公衆衛生などきわめて広範囲に間接的な影響を及ぼす。社会がこの変化に適応するには数千億ユーロが必要といわれる中、資金を適切に計画し、社会の適応力を高めるには、分野単位でなく、工学や社会・自然科学の全体から、利用できる最善の知識を動員して、信頼し得る政策助言を提供することが必要になる。CCCAは幅広い専門機関の連合体で、政府や企業が必要とする政策助言を提供する。設立後はまず水管理、インフラ、都市計画、公衆衛生、金融など8つのテーマに絞り、「フィールドオフィス」を開設し助言プロジェクトを開始する。プロジェクトでは、様々な分野の多様な知見と経験を統合し、助言を求める政府や企業が実行に移せるよう調整するという。参加機関はほかに、王立気象研究所(KNMI)、王立海洋研究所(NIOZ)、トゥウェンテ大学などで、設立時の14団体から、今後増加する見通しだという。【オランダの国立公衆衛生環境研究所】

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