国連気候変動枠組条約、2018年4月に初のアフリカ気候週間開催へ

【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2018.03.02 【情報源】国連／2018.02.12 発表

　国連気候変動枠組条約（UNFCCC）は、2018年4月9〜13日にケニアのナイロビで第1回アフリカ気候週間を開催し、パリ協定の目標達成のため、公共・民間部門の組織や企業を招いて気候行動の具体化と推進を図ると発表した。これはナイロビ・フレームワーク・パートナーシップ（NFP）の活動の一つである。NFPは、その開始以来10年以上、アジア、ラテンアメリカ、アフリカ等で、気候変動対策という共通目標に向けて利害関係者を一つに集め、市場ベースの手法・資金調達を中心に取り組んできた。2017年には、パリ協定に基づいた各国の国別約束（NDC）の実施強化・支援のため、各地域のカーボンフォーラムを拡大し気候週間の開催を開始した。気候週間には、作業部会やパネルディスカッション、展示等のイベントが催され、各地域の懸念事項を捉え、2018年設立のタラノア対話によるUNFCCC正式交渉にフィードバックするためのハイレベルセグメントも開催される。アフリカ気候週間への参加者は、今のところNDCの支援・実施、持続可能な開発目標、世界的気候行動に焦点を置いた7つの主要イベントに参加できる。【国連気候変動枠組条約】