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環境ニュース[海外]

ラテンアメリカ・カリブ海諸国、環境正義のための地域協定を採択

地球環境 その他(地球環境)】 【掲載日】2018.03.19 【情報源】研究機関/2018.03.04 発表

 世界資源研究所(WRI)は、ラテンアメリカとカリブ海諸国における環境権に関する史上初の法的拘束力のある地域協定(LACP10)が、6年の交渉過程を経て24か国で採択されたと公表した。同協定は、命の危険にさらされる環境保護活動家の保護、水質汚染や鉱山開発権等に関する環境情報への人々のアクセスの向上、生活に影響する環境の意思決定過程への市民参加の機会拡大等を目指すもので、「環境と開発に関するリオ宣言」の第10原則(環境民主主義の原則)を達成するための新たな基準設定を各国に要請している。WRIは、「一般市民の代表」として交渉過程に参加し専門知識等を提供し続けた市民社会組織「The Access Initiative」の事務局を務め、各国政府や国連ラテンアメリカ・カリブ経済委員会(ECLAC)との密接な協力によって今回の法的拘束力を有する合意に至った。WRIは、協定は最大で5億人に影響する可能性がある重要なもので、チリやコスタリカ等が履行へのプロセスを引き続き主導すること、各国政府が早急に署名、批准することが必要だとしている。【世界資源研究所

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