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環境ニュース[海外]

イギリスとドイツ、北極海の生態系に対する気候変動の影響調査で連携

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2018.07.17 【情報源】イギリス/2018.07.03 発表

 イギリス自然環境研究会議(NERC)は、北極海の生態系に対する気候変動の影響を調査するための「変わりゆく北極海」プログラム(CAO)の下、初めてドイツ連邦教育研究省(BMBF)と連携し、新たに12のプロジェクトを開始したと発表した。両組織による投資額は約800万ポンドにのぼるという。北極では世界の2倍以上の速度で温暖化が進み、海洋環境はかつてない変化に見舞われている。加えて、北極海の生態系は海氷に依存しているため温暖化による影響を特に受けやすい。温暖化によって海氷の融解が進めば、海氷に棲む動植物や微生物を含めた食物連鎖全体及び北極海の良質な漁場にも影響が出るが、この影響の広がりについてはまだ解明されていない。新プロジェクトの研究テーマには、海洋循環パターンの変化や微生物の生育状況、食物連鎖影響、等があり、北極海の環境変化についての多角的な調査が進められるという。なお、今回のプロジェクト拡充により、CAO傘下のプロジェクト数は16、これらに従事する科学者の数は総勢170名以上となった。【イギリス自然環境研究会議】

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