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環境ニュース[海外]

ブラジル、アマゾン流域とパンタナル地域の2つの湿地を新たにラムサール湿地に指定

自然環境 その他(自然環境)】 【掲載日】2019.01.22 【情報源】国際機関/2019.01.08 発表

 ラムサール条約によると、ブラジルは新たに以下の2つのラムサール湿地を指定した。面積は合わせて215万ヘクタールに及び、今回の指定によりブラジルの登録湿地は27か所、総面積2680万ヘクタールとなる。
 ・ジュルア川(湿地番号2362) アマゾン川上流域の支流系のひとつで、河川湖沼、氾濫原森林などから構成される。キアゴアマドリなど固有種や、オオアリクイ、アマゾンマナティーなど絶滅のおそれのある種が生息する。食料・淡水・遺伝素材の供給、土地浸食防止の調整、レクリエーション・教育など、重要な生態系サービスを13万人に提供している。持続不可能な森林伐採・狩猟が脅威となっている。
 ・タイアマ生態系ステーション(湿地番号2363) 世界最大級の湿地であるパンタナル(大湿原帯)の中心部に位置する。野生生物のきわめて豊かな数か所の沼沢地から成る。131種の魚類が湿地の境界の河川同定され、237種の鳥類危急種のアメリカヌマジカなども生息する。食料の供給、水量や栄養循環の調整、観光・科学活動などの生態系サービスを2000人に提供する。森林火災が潜在的脅威である。【ラムサール条約

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