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環境ニュース[海外]

国連環境計画、コメ生産の環境フットプリント削減コンソーシアムを立ち上げ

自然環境 その他(自然環境)】 【掲載日】2019.04.09 【情報源】国連/2019.03.26 発表

 国連環境計画(UNEP)は、コメ生産の環境フットプリントを削減するため、国連食糧農業機関FAO)、サステナブル・ライス・プラットフォーム、持続可能な開発のための世界経済人会議WBCSD)、国際稲研究所(IRRI)、ドイツ国際協力公社(GIZ)とともに、持続可能なコメ景観コンソーシアムを発足させた。世界のコメ生産はほぼドイツと同量の温室効果ガス(特にメタン)を排出している。一方、今後の需要増に対応するためには、2050年までに世界で25%の増産が必要であるが、温暖化によりコメの生産量と栄養価は減少する。コンソーシアムは、政策と市場インセンティブによって持続可能なコメの栽培管理法を普及させ、コメ生産から発生する温室効果ガスの削減、あわせてコメの持続可能な増産と需要喚起を図る。さらには生物多様性の保全景観の回復、稲作社会と農民の保護を目指す。たとえば、収穫後の水田から稲わらを除去すると、メタン排出を70%削減できるが、農家は知識と技術を欠く。コンソーシアムは各国政府と市場に働きかけて農民の啓発と営農技術の向上を図る。【国連環境計画

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