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環境ニュース[海外]

欧州委員会、食品廃棄を定量化するEU共通の計測方法を採択

ごみ・リサイクル その他(ごみ・リサイクル)】 【掲載日】2019.05.22 【情報源】EU/2019.05.06 発表

 欧州委員会は、循環型経済の推進の一環として、食品廃棄量のEU共通の計測方法を定めた委任法令を採択した。欧州委員会によると、EUで生産される食品のうち約20%が毎年廃棄されており、社会・環境・経済の各面で大きな損失となっている。しかし有効な対策を打つために不可欠な食品廃棄データがこれまで不足していた。今回、採択された法令により、加盟国は一貫した方法で、食品サプライチェーンの各段階でデータを収集することができるようになり、EU全体での食品廃棄量のモニタリングが可能になる。法令は、計測すべき対象やその実施方法を規定しているが、各国レベルでのデータ収集については柔軟性を持たせている。欧州委員会は、加盟国と定期的に情報を交換して法令の実施状況を見守るとしている。食品廃棄の抑制は、欧州委員会が2015年12月に採択した循環型経済行動計画の優先事項の一つであり、循環型経済への進捗を測る監視枠組みでも主要指標の一つになっている。法令は2019年7月末までに欧州議会とEU理事会に送られ審議される。【欧州委員会】

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