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環境ニュース[海外]

国際エネルギー機関、電力普及率は高まっているがSDG7達成には不十分と報告

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2019.06.12 【情報源】国際機関/2019.05.22 発表

 国際エネルギー機関(IEA)は、エネルギー関連の持続可能な開発目標(SDG7)の進捗状況を報告した。SDG7は2030年までにすべての人が手頃で信頼できる持続可能な近代的エネルギーを利用できるようにするという目標であるが、電気へのアクセス向上に関してはかなりの進展が見られるものの、全体として、目標達成のためには行動を急ぐ必要があると報告書は指摘している。ターゲットごとの概要は以下の通り。
 ・電気へのアクセス 世界の電化率は89%に達したが、さらにサハラ以南のアフリカなどにオフグリッド技術を展開していく必要がある。
 ・クリーンな調理 アジアとサハラ以南のアフリカで多くの人が使っている調理器具は、深刻な健康被害、環境汚染、ジェンダー不平等をもたらしている。そうした器具を使う人の数は現状の政策のもとでは2030年に22億人になる恐れがある。
 ・再生可能エネルギー 発電に占める割合は急速に増加しているが、暖房・輸送のエネルギー消費に占める割合を伸ばす必要がある。
 ・エネルギー効率 経済規模の大きい国々では政策が奏功し改善傾向が続いたが、世界全体の一次エネルギー集約度の低減は進んでいない。【国際エネルギー機関

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