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環境ニュース[海外]

カナダ環境・気候変動省、気候行動諮問委員会の最終報告書を公表

【発表日】 2019.05.28 【情報源】 カナダ 【環境一般 調査/研究

 カナダ環境・気候変動省は、特に運輸部門と建築部門の排出削減対策を検討していた気候行動諮問委員会の最終報告書を公表した。この2部門でカナダの温室効果ガス排出量の3分の1を占める。報告書は、排出量は漸減しているが、現在の傾向ではパリ協定に基づく国別約束を達成できないとし、政府が主導すべき対策を具体的に示した。建築部門に対する提言は次の6項目である。1)自治体が排出削減のための建築基準を設定する際のツールを作成すること。2)政府ビルのエネルギー使用状況を公開しモデルを示すこと。3)政府所有建物の省エネルギー改修工事(ディープ・レトロフィット)を加速し、その成果を公開すること。4)カナダインフラ銀行を利用して優良事例の周知と情報交流の場作りを行うなど改修プロジェクト評価ツールを普及させること。5)省エネルギー改修工事に対する税控除など誘導策を講じること。6)エネルギー理解の促進など啓発に努めること。運輸部門に対する提言は次の2項目である。1)ゼロエミッション車を2025年には新規販売車の10%、2030年には30%、2040年には100%とするための政策を実施すること。2)運輸全分野にわたる排出削減のための総合戦略を作成すること。また、報告書は、技術進歩により炭素汚染の削減と経済成長の両立は可能であると強調している。【カナダ環境・気候変動省】

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