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環境ニュース[海外]

カナダ環境・気候変動省、水モニタリングサービス改革に8970万ドル投資

水・土壌環境 その他(水・土壌環境)】 【掲載日】2019.07.10 【情報源】カナダ/2019.06.20 発表

 カナダ環境・気候変動省は、水モニタリングサービスの最新化のため、今後5年間に8970万ドルを投資すると発表した。全国の河川湖沼の水流・水位に関するタイムリーで正確な情報を国民が今後も得られるよう支援する。
 カナダは世界平均の倍の速度で温暖化している。温暖化に伴い極端事象(強大な暴風、沿岸の洪水、都市の洪水リスク等)が増加する中、河川湖沼、沿岸の水位の情報が向上すれば、国民の備えに必要な情報となる。
 今回の資金は、1)水量・水流のモニタリングを担う国立水文局の人員を増やし、技術工学能力を強化、2)モニタリングステーションや設備の改修を支援し、水流・水位のデータの継続的な収集・伝達を促進、3)新たなデータ収集とデータ分析技術の検査・実施、に活用する。また、国立水文局が行っている気候変動の淡水資源への影響調査を支援し、洪水・干ばつなど水関連の災害に対する全政府・企業・国民の備えを確保するという。
 さらに、政府は次の4年間、ローレンス川やサスカチュワン川など同国の最も重要な5流域の水量・水流の予測や、大西洋岸の洪水危険警報のため、沿岸の水位に関する情報・サービスを開発する予定である。【カナダ環境・気候変動省】

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