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環境ニュース[海外]

ケニア、象牙違法取引撲滅キャンペーンを立ち上げ

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2019.08.23 【情報源】国連/2019.08.02 発表

 国連環境計画UNEP)は、ケニアが野生生物保護キャンペーンを新たに立ち上げ、象牙違法取引の抑制と意識啓発への取り組みを開始したと報じた。ケニアの他にアフリカゾウ連盟に参加するアフリカ31か国が支持する。「絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約CITES)」は、大規模な密猟でアフリカゾウの個体数が激減した後の1989年に象牙の国際取引を禁止(アフリカゾウをCITES付属書Iに記載)したが、その後一部を緩和した。同キャンペーンは来るCITES第18回締約国会議で、アフリカゾウの付属書Iへの記載を求める。
 キャンペーンの立ち上げはジョモ・ケニヤッタ国際空港(ナイロビ)で行われ、UNEPアフリカ地域事務所長とケニア観光・野生生物長官、ケニア野生生物公社(KWS)とケニア空港公団(KAA)等の代表者が参加した。KAAは、「バッキンガム宮殿宣言」(野生生物の密売撲滅への輸送関連企業による国際的取組)にアフリカで初めて調印した機関である。ジョモ・ケニヤッタ国際空港は、KWS、KAAと共に、手荷物中の野生生物製品の押収に取り組む。またキャンペーンの一環として、象牙取引撲滅を訴える限定版搭乗券40万枚が既に発行されている。【国連環境計画

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