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環境ニュース[海外]

ドイツ 夜行性の昆虫の光害対策プロジェクトを開始

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2019.09.20 【情報源】ドイツ/2019.09.05 発表

 ドイツ連邦環境省は、連邦生物多様性プログラムにおいて、夜行性の昆虫を光害から保護することを目的としたプロジェクト「環境に配慮した照明による種の保護」を実施することを公表した。ライプニッツ淡水生態学・内水漁業研究所(IGB)がコーディネートを担当し、連邦環境省は6年間で237万ユーロを拠出する。ここでは、ベルリン工科大学の照明技術課程と協力し、昆虫の浮遊空間において光の放出を最小限にするための街灯デザインを設計する。実証試験、並びに科学的評価の後、2021年秋に国内の4都市で導入される。さらに街灯の照明による昆虫の行動の変化に関しての調査も実施される。また、知識の交換を目的にヨーロッパ全域のネットワークにおいて、ボランティアの昆虫学者による知見の交流が行われる。さらに学校機関の参加も計画されており、子供たちは昆虫の分類を学習し、生態系における昆虫の重要性についても学ぶことを予定している。【ドイツ連邦環境省】

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