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環境ニュース[海外]

EPA 2種類の臭化難燃剤を事前審査の対象に

健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2004.12.16 【情報源】アメリカ/2004.12.01 発表

 2004年末に、2種類のポリ臭化ジフェニルエーテル(ペンタ及びオクタ)の製造の自主的な中止が予定されているが、EPAは、この取り組みを補完するため、これらの物質が、2005年1月1日以降に、EPAの審査を経ないまま、新たに製造され、または輸入されることがないよう対策を講じる。
 これらの化学物質は、家具、小型の家電製品やコンピュータのプラスチック部分などに、難燃剤として広く利用されている。しかし、これらの物質は、母乳、魚類や水鳥などから検出されており、毒性学的試験では、人に有害であるおそれが指摘されている。
 今回の措置は、2003年11月3日に、これらの化学物質をアメリカ国内で唯一生産している、グレイト・レイクス・ケミカル社が、2004年12月31日までに、これらの物質の生産を、自主的に、段階的に中止することに合意したことを受けたものである。「重要新規利用規則(Significant New Use Rule)」と呼ばれる、EPAの規制手続は、これらの化学物質の製造または輸入の前に、EPAが90日間の潜在的リスク評価期間を設け、問題がある場合には新規の利用等を禁止または制限することができるとするものである。EPAは今後、生産が再開されることを懸念しており、今回の措置は、ペンタBDEおよびオクタBDEについて評価し、適切な場合には将来の利用を規制するための機会を提供するものである。【EPA】

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