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環境ニュース[国内]

安川電機、次世代植物工場の研究開発、2016年に市販

エコビジネス 環境技術】 【掲載日】2013.10.15 【情報源】企業/2013.10.09 発表

 安川電機は、次世代植物工場システムの研究開発を始める。2015年の創立100周年に向けた中期経営計画「Realize(リアライズ)100」(2013〜2015年度)に盛り込んだ新規事業創出戦略の一環で、第一次産業分野での市場拡大を狙う。2016年の販売を目指す。
 植物工場は、農地以外で作物の栽培が可能なうえ、天候に左右されることなく安全で安心な無農薬野菜が栽培できる利点がある。大量生産できるシステムへの期待が高まっていることから、事業化を決めた。安川電機がこれまでの製品作りで蓄積した技術を集め、次世代植物工場システムの実現を目指す。
 具体的には、安川電機が保有するモーション(動き)制御技術、エネルギー変換技術、ロボット技術を活用し、これらを結集して安全・安心に野菜の大量生産が可能になる次世代植物工場システムを開発する。リアライズ100では新規事業の創出・中核事業化による新規売上を400億円にする方針を掲げている。
 国内では農業就業人口の減少や、食糧自給率の低下が進んでいることに加え、2011年3月の東日本大震災以降、食への安全・安心意識が高まり、植物工場が注目されている。海外でも途上国の人口増や中東・アフリカの砂漠化、農薬による土壌汚染などが進む。食の需給バランスの変化などでグローバルな需要を見込む。【(株)安川電機】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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