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環境ニュース[国内]

富士通グループ、大学などと連携、福島の植物工場を新たな価値を創る拠点として強化

エコビジネス 環境技術】 【掲載日】2014.08.20 【情報源】企業/2014.08.18 発表

 富士通グループは、福島県会津若松市の植物工場「会津若松Akisai(アキサイ=秋彩)やさい工場」を、教育機関と共同で新たな価値を創る拠点として強化する。産学連携による機能性野菜の開発や、先進のICT(情報通信技術)ソリューションによる新しい農業の開拓などを進める。成果は、新しく先進農業に取り組む事業者を支援するデータに活用する。
 会津若松Akisaiやさい工場では現在、低カリウムリーフレタスを生産・販売しているが、新たな低カリウム野菜を開発するため、秋田県立大学と共同研究を8月1日に始めた。同大出身の研究者を招くなど、連携して栽培方法を研究して実用化する。さらに福島県立医科大学とともに、腎臓病医学の見地から、低カリウム野菜の市場の創造を進める。
 富士通グループと福島県立医大は、透析患者への低カリウムリーフレタスの有用性に関する臨床試験を2013年度に共同で実施した。その結果を基に各種学会で発表したり、各地の腎臓病患者の会で説明するなどの活動を進める。先進技術として、生産や経営の全体最適化や、種まきから収穫までの流れを効率的に管理するシステムなどを10月に導入する。
 加えて、工程管理に基づく品質保証の考え方を農業現場に導入した農業生産工程管理手法「JGAP」の運用支援ツールを取り入れる。植物工場では先駆的なJGAP認証の年内の取得を目指す。会津若松Akisaiやさい工場の見学を通して、未来の農業のあり方を学ぶ小学5年生向けのカリキュラムも開発した。福島県内を中心に授業を展開する。【富士通(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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