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環境ニュース[国内]

イオン、農業子会社が大栄環境と「食品リサイクルループに関する協定」を締結

ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2014.09.19 【情報源】企業/2014.09.16 発表

 イオンが100%出資する農業子会社、イオンアグリ創造は、廃棄物処理サービスの大栄環境と「食品リサイクルループに関する協定」を9月16日に結んだ。イオンアグリ創造が2013年4月に開設したイオン三木里脇農場(兵庫県三木市)と、周辺のイオングループの各店舗、堆肥化処理施設を結ぶ全国最大規模の堆肥リサイクルの仕組みを年内に構築する。
 イオン三木里脇農場周辺の総合スーパー「イオン」「ダイエー」や食品スーパー「マックスバリュ」で発生する、野菜や肉などの食品残さを大栄環境の堆肥化施設で堆肥に加工する。その堆肥を使って同農場で野菜を栽培・収穫し、イオングループの店舗で販売する。12店舗と製造委託先工場などから、年間1580tの食品残さを回収して同316tの堆肥を生産する。
 このリサイクルによって、これまで主に焼却処分していた食品残さが堆肥として使用され、イオングループの店舗から排出される廃棄物が削減できる。加えて、各店舗でイオン三木里脇農場の野菜を提供して環境活動を一層推進する。同農場は10.6haの農地面積があり、白菜、カボチャ、キャベツを生産して兵庫県内のイオングループ店舗に供給している。
 大栄環境は、食品残さを資源に再生利用する取り組みを通して循環型社会の構築につなげる。堆肥化処理施設周辺の環境に配慮し、堆肥の生産には、研究助成先の近畿大学バイオコークス研究所教授が監修する発酵菌による製造法を採用する。食品残さを発酵させる際の悪臭が低減できる。堆肥化処理施設は年間約1万5500tの食品廃棄物受け入れ能力を持つ。【イオンアグリ創造(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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