一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

東京ガス、東京・港区に「スマートエネルギーネットワーク」構築、供給を開始

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2014.11.06 【情報源】企業/2014.10.31 発表

 東京ガスと100%子会社でエネルギーサービス事業のエネルギーアドバンスは、東京・港区の都市再開発エリア、田町駅東口北地区のI街区に「スマートエネルギーネットワーク」を構築した。スマートエネルギーセンターを設置し、同区の公共公益施設、病院、児童福祉施設に熱と電気の供給を11月1日に始めた。都市再開発エリアでの同ネットワークは日本初という。
 スマートエネルギーネットワークは、ガスコージェネレーション(熱電併給)、再生可能エネルギー、未利用エネルギーを組み合わせ、情報通信技術(ICT)で最適に制御して熱や電気を効率的に供給する。これによってエネルギーとCO2排出の削減を実現する。今回構築したネットワークでは太陽熱集熱器、太陽光発電パネル、地下トンネル水などを積極的に活用した。
 スマートエネルギーセンターは公共公益施設内に設けた。288m2の太陽熱集熱パネルを取り付け、夏は冷房、冬は暖房に活用する。ガスコージェネシステムは370kW2台と105kW1台を導入した。地域内にある太陽光発電システムの発電電力の変動を補完し、商用電力への影響を最小限にする。地下トンネル水は年間を通じて温度差が少ない温度特性を生かして空調に利用する。
 ガスコージェネシステムは系統電力が止まっても電気と熱の供給が継続でき、業務用の燃料電池などと併せてBCP(事業継続計画)に対応する。これらの設備で1990年当時の施設と比較してCO2排出量の約45%削減を目指すと同時に、防災に強い街づくりを支援する。今後、田町駅東口北地区のII街区の開発に合わせて第2スマートエネルギーセンターを設けて連携させる。【東京ガス(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク