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環境ニュース[国内]

丸紅、三重・愛知にまたがる干拓地に開発した大規模太陽光発電所が運転を開始

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2014.12.18 【情報源】企業/2014.12.16 発表

 丸紅が三重県と愛知県にまたがる木曽川河口の木曽岬干拓地に開発した大規模太陽光発電所が完成し、12月16日に商業運転を始めた。丸紅が全額出資して設立した事業会社が三重、愛知両県から土地を借り受けて事業を実施する枠組みとなる。発電した電力は、再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度に基づいて全量を中部電力に売電する。
 この発電所は「木曽岬干拓地メガソーラー」で、三重県木曽岬町、桑名市と愛知県弥富市に位置する。約78ha(三重県約62ha、愛知県約16ha)の土地に出力49MW(4万9000kW)の太陽光発電設備を取り付けた。年間5200万kWhの発電量を想定している。これは一般家庭約1万4500世帯の年間消費電力量にあたる。事業期間は2034年12月までを予定している。
 三重県と愛知県が2012年に公募した「木曽岬干拓地メガソーラー設置運営事業」に企画提案し、6社の応募の中から事業者に選定され、2013年7月に着工した。建設・運営での地域事業者の活用、地元産部材・製品の設備への使用や、総合商社の強みを生かした地域の中小企業の新事業展開への協力などが評価された。2015年2月に完成式を開く。
 丸紅が国内で手掛ける大規模太陽光発電事業は、木曽岬干拓地のほか大分市の出力82MW(8万2000kW)が運転を始めたほか、宮城県岩沼市で同28.3MW(2万8300kW)、北海道苫小牧市で同29.8MW(2万9800kW)の工事を進めている。100%出資の発電会社、三峰川(みぶがわ)電力の案件を加えると8件・14カ所、総出力約200MW(20万kW)にのぼる。【丸紅(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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