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環境ニュース[国内]

日立製作所など、近距離無線のビーコン機器を無給電で動作させる実証事業を開始

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2015.07.03 【情報源】企業/2015.06.30 発表

 日立製作所は、近距離無線のビーコン機器(発信装置)を無給電で動作させる実証事業を始める。同事業は、ソフトバンクグループで通信ネットワーク企画・設計のリアライズ・モバイル・コミュニケーションズ、ICT(情報通信技術)に関する調査研究のサイバー創研(東京・渋谷区)とともに行い、日立独自の「環境発電エネルギーマネジメント回路」を活用する。
 国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「クリーンデバイス社会実装推進事業」の委託先として、「クリーンビーコンを用いたヒューマンナビゲーション社会実装実証事業」で採択された。ビーコン機器を使ってスマートフォン(多機能携帯電話)にクーポンを配布したり、位置情報を取得するサービスが広がっている現状を受けた。
 ビーコン機器は動作に電源が必要になり、広範囲に大量設置されると管理や電池交換などのメンテナンスの問題が発生する。そのため給電することなく24時間動作し、メンテナンス不要な「クリーンビーコン」の実用化と製品化を目指す。環境発電エネルギーマネジメント回路によって室内照明など低照度でも短時間で動作を始め、蓄電も同時にできる。
 想定するクリーンビーコンは手のひらサイズで、ソーラーパネルが付き、蓄電装置とアンテナを内蔵している。実証実験で動作環境や機能、性能を検証して実用化を図り、設計仕様も公開して機器の標準化・共通化を進める。実証は観光、防災、購買促進など異なる分野のサービスで行い、有効性や信頼性を確認する。2年後の実証事業終了後に事業化する。【(株)日立製作所】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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