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環境ニュース[国内]

東芝キヤリア、省エネ性能トップの店舗・オフィス用エアコン室外機を共同開発

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2016.02.05 【情報源】企業/2016.02.02 発表

 東芝グループで空調・給湯装置などを手掛ける東芝キヤリアは、省エネ性能が業界トップとなる店舗・オフィス用エアコン室外機「スーパーパワーエコゴールドP224・P280形」を中部電力と共同開発した。コンプレッサー(圧縮機)やインバーター(電流変換器)の部品の改良で達成した。低負荷運転時にエネルギーロスが発生する機会も低減する。
 店舗・オフィスの多くで使用電力量の約半分を空調が占めることから開発した。コンプレッサーの高効率・大容量化と、インバーター基板に東芝キヤリア独自の昇圧回路を搭載するなど、省エネで重要になる部品改良を施した。これによって通年エネルギー消費効率(APF)2015を大幅に高めた。従来機と比べてエネルギー消費量を約18%削減する。
 天井カセット形4方向吹き出しタイプの室内機同時ツイン組み合わせだと、APF2015はP224形(8馬力)が従来機種の4.8から5.9に、P280形(10馬力)は同4.5から5.4に向上した。さらに運転時間の大部分を占める最大能力30%以下の低負荷運転について、運転のオン・オフを繰り返して温度を管理するために発生するエネルギーロスの課題を解決した。
 冷暖房能力の変動幅を広げ、最小能力を拡大することでオン・オフを繰り返す断続運転を抑え、エネルギーロスの発生機会を低減する。本体サイズは高さ1550mm、幅1010mm、奥行き370mmの薄型を採用した。設置面積(底面積)は従来機種より約50%少ない0.374m2で、重さは65kg減らして141kgにした。設置の自由度を高め、搬入の負担も軽減する。【東芝キヤリア(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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